キスはおとなの呼吸のように【完】
わいわいと騒がしい三本酒店の立ちのみスペースで、わたしはことの詳細をカズトに話した。
カズトはにこにこしながら、わたしの一方的な話を、つきあうまえとおなじようにきいてくれた。

わたしの報告に区切りがつくと、むだ口のおおい若い店主は顔いっぱいの笑顔でいう。
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