【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
そんな校長先生の長ーいお話が終わり、4人で教室に戻っている時
「おっはよー相変わらずかわいーね、平山ちゃん」
ふと後ろからそんな声をかけられた。
私を平山ちゃんと呼ぶのは1人で
「…あ、朝井さん…」
振り返るとやっぱり朝井さんがいて、相変わらず軽い感じだった。
あの日の朝井さんが嘘の様。
「どうしたんです?」
私の代わりに美菜がそう言って朝井さんを見る。
ずらずら教室に戻る生徒たちが、私達を避けながら歩いていて明らかに通行の邪魔になっていた。
だから私達は少しそこからはずれた所に移動した。