【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦

お手伝い




「わ〜ッ涼しい!!ここだけ夏じゃないみたい!」


数日後私たちは美菜のお誘いの元、悠士君のおじさんの経営するコテージにやって来た。


車から降りるとそこは緑がいっぱいで近くには川が流れていて、せせらぎが聞こえてくる。


夏なのに少しひんやりとしたここはまさに避暑地。



「…あんまハシャぐなよ」


柾樹は私をまるで子供をなだめるかのようにしながら車を降りる。


むぅ…
私、子供じゃないからね。


柾樹は最後まで結局コテージ旅行乗り気じゃなかったからなぁ。


柾樹の後ろ姿を見て思う。


なんか無理矢理連れてきたみたいで悪かった…かな?


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