【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
店内は全体的に暗いけど照明はキャンドルライトでオレンジ色の炎は暖かみがある。
至る所にあるオブジェがかわいいくて、黒と茶色で統一されたテーブルとチェアは高級感と清楚感を感じさせた。
前から思ってたけどお洒落な空間。
店内をキョロキョロとしながら、歩いてると不意に聞こえてきた声。
「おー来たか柾樹!」
バーカウンターにいた修平さんがこちらに気づき、テーブル席に案内する。
「…ちょ…修平さん〜俺もいますってばぁ〜」
「…わかってるって!お、2人とも久しぶり〜」
修平さんは私と美菜を交互に見てにっこり微笑んだ。
「あっ!コイツっ!!コイツが俺の彼女の美菜っすよ」
1回会っているにも関わらず、悠士君は美菜の手を取り再度修平さんに紹介していた。
可愛い彼女を自慢したいらしい。