【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
そこには胡桃色の髪の毛がゆるゆるパーマの、瞳がうるうるのチワワみたいな女の子がいた。
かっ…可愛いっ!
なんだこの可愛さ!!
まるで小動物!!!
その子は私と美菜をじっと見つめていた。
……でも、誰?
「彩音ちゃんと美菜ちゃんでしょう?」
その女の子は首をこてんと傾げて私達を見る。
その仕草までもが、可愛い!
「そうですけど」
「私、酒井愛未」
酒井愛未…あいみ………どっかで聞いたような……
「修平さんの彼女さんですか?」
そうそう確か修平さんの彼女さんの名前だ。
…………。
ってこの人がっ!?…意外!
修平さんはお兄さんみたいな雰囲気があったからこう、年上のお姉さん~みたいな雰囲気の人と付き合ってるかと勝手に思ってた。
愛未さんはほんわか癒し系な感じ…?小柄で、笑顔が可愛い…
「私2人とずっと話してみたかったんだぁー」
そう言ってふんわり笑う愛未さんに私はノックアウトされた。