【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦


柾樹side




「お疲れ様っす」


バイトが終わり修平さんに言う。


「柾樹、久々にダーツ行かねぇ?」


「今日はちょっと…」


俺は時計を見ながら言う。


「そか、そういやさ愛未、彩音ちゃん達と話したみたいだって?」


そう言いながら修平さんはタバコを口にくわえて火を点ける。


「あぁ…修平さん愛未をちゃんと管理しといて下さい。彩音と美菜喰われそうでしたよ」


「俺が愛未を管理なんてできるわけねーよ」


修平さんははははと笑いながら言っている。


笑い事じゃねぇ。
心の中でそう思った。


「あ、じゃぁ俺こっちだわ」


「はい、お疲れっす」


俺は修平さんと別れて彩音のバイト先に向かった。


< 147 / 370 >

この作品をシェア

pagetop