【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「そんな事ないんじゃねーの?
妃芽は昔から朝井が好きだっただけだろ。
俺のことなんか考えてないで、今を楽しめば?」
「……ありがと…なんか、柾君優しくなったね…」
そう言った俺に首を傾げた妃芽。
…優しく?
…なったか…?
「前より優しくなったよ。彩音ちゃんのお陰かな?」
妃芽はふふふっと笑っていた。
その時―
「あ!」
彩音の声がした。
ファミレスの入り口には彩音と朝井がいた。