【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦


彩音side




家に帰って先ずご飯を作って食べた。


今は柾樹の足と足の間に座ってTVを見ている。


恥ずかしい大勢なんだけど、すっごく落ち着く。



「…柾樹?」


「やっば…」


柾樹は後ろからぎゅっと私を抱きしめている。


「まさ―キャッ…」


私の視界はぐるんと反転して柾樹でいっぱいになった。


「俺、お前とこれ以上くっついてたらやべーんだけど…」


柾樹はそう言って首筋に舌を這わせる。


「ひゃぁっ……ッ」


勝手に身体が反応して変な声が出る。



「嫌だったら、俺から離れろよ?」


私を組み敷いたまま問い掛ける柾樹にドキドキする。


…嫌、じゃないよ?


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