【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
放課後私は未だにに、駄々をこねていた。
「うぅ…嫌だぁぁぁっ!」
「まだ言ってんの?ちょっと置いてくわよ!?」
私は美菜に引きずられながらバイトに連行。
だって恥ずかしすぎる…
じっと睨んでも彼女には通用しない。
「それよりさ!アンタ昨日の夜は私のフェロモン香水でどうだったのよ?」
美菜が突然思い出したかのようにいきなり止まるから
「ぶっ…」
私は勢い余って美菜に激突してしまった。
「ちょっと、彩音何やってんの?バカね」
激突した私に美菜は冷たい言葉をかける。
その言い草、ひどいと思う。
「もぅ!いきなり止まらないでよ」
「悪かったって。…で、どうだったのよ?」
「どうもこうもないよっ!
美菜がいるみたいって言われて一緒にも寝てないんだからッ」
…そう。昨日あの後、柾樹は自分の部屋に帰って行き、私は一人で朝を迎えた。
それはそれは寂しい夜だった。
美菜はあちゃ~って言って頭を抱えている。