【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦


ふと一生懸命、たこ焼きを焼きまくる朝井と目が合って、俺は思わず笑った。


朝井の顔がおもしろくて。



「…おまっ!」


朝井はメイクはしているものの、たこ焼きで熱いのか汗をかいていてメイクがくずれている。

ハッキリ言ってキモい…というかある意味怖い。



「柾、朝井見て怖いって思ったっしょ?私も思う〜」


愛未は朝井を見てケラケラ笑ってる。



「お前は!さっさと接客して来いよ!」


朝井は愛未を手で追い払っている。


「…ふーん。そんな事言っちゃうんだ?私泣いちゃうよ?」


愛未は手を目の下に持って行き泣き真似をする。


「やめとけよ。ほら、仕事しろ」


と修平さんが言うと


「はいはい。しますよ〜仕事すりゃぁ、いいんでしょ〜じゃぁまた後でね!」


愛未はベーっと舌を出しながら、俺達を教室から追い出した。

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