【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
校内をぐるりと1周廻ると、修平さんは愛未のクラスに行くと言って別れた。
だから、俺は再び自分の教室に戻る事にした。
教室の入り口には女の群がりができていて、なんだ?と思いながら教室に入る。
教室内にはカラフルな頭の奴が4人いた。
両端にはうちのクラスの女達が数名。
愛未のクラスの奴とかかなと思ったけど、どうも違うみたいだ。
裏に行くとぼけーっと突っ立っていたクラスメイトがいたから聞いてみた。
「何アレ?」
と。
「あ、なんか…西高の人達みたい」
俺の質問に答えたクラスメイトの声は小さかった。
「…西高?」
「この辺りじゃ有名だよ」
…とか言われても俺の地元はここじゃないから知らない。