【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「みんながみんな、彩みたいな奴だったら、噂なんてなかったのかも…ね。ま、噂は全部が全部、本当だとは限らないって事かな」
…確かに…
噂なんて信じるべき物じゃない。
自分だって噂には苦い思い出があったのに…
なんで陸君に聞いてしまったんだろう―…
「…ごめん」
前を歩く陸君の背中に投げかけた言葉。
…今更後悔をしてしまう。
噂を確認して、もし噂通りだったら私はどうするのか…
もう、陸君とは関わらない?
そんなの最低だ。