【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
S駅前
辺りは暗くなり午後6時。
駅前にはそれっぽい集まりが何組かあった。
昼間ののどかな雰囲気とは、打って変わりネオンがチカチカしている。
駅前にたむろしている奴らは昼間には見なかった人種で、ケバいギャルやチャラいバカそうな奴らだった。
「あっ!アレッ!!」
そう言って少し遠くにいる人物を指差す美菜。
美菜の指差す先には一つの集まりがあってその中心には、アイツ。
陸とかいう奴の姿があった。
その集団の中でも一際目立つオレンジ頭とそのオレンジを際立たせる暗めの服装。
背も高いためかなり目立っていた。