【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦



「あの西高の奴らって噂と違ってたわね~…」


パフェをスプーンでぐりぐりかき混ぜながら言う美菜。


まだ食うのか…


美菜の胃袋に呆れて物も言えない。


「言い訳しねーとか俺には無理だわ」


そう言ってぐいっと酒を飲む悠士…


ちなみにここは居酒屋大チャン。


丁度席が空いて、テーブル席に座れた俺達は、彩音のいる座敷が見える位置にいる。


まぁ、戸が閉まってて中までは見えねぇーんだけど。


彩音が座敷に入ってからは更に盛り上げを見せているようだった。


「ま、噂は所詮噂だったって事ね。あの人が危険人物じゃなくて良かったわ」


そう言って戸の閉まった座敷を指差した。


< 242 / 370 >

この作品をシェア

pagetop