【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「あの西高の奴らって噂と違ってたわね~…」
パフェをスプーンでぐりぐりかき混ぜながら言う美菜。
まだ食うのか…
美菜の胃袋に呆れて物も言えない。
「言い訳しねーとか俺には無理だわ」
そう言ってぐいっと酒を飲む悠士…
ちなみにここは居酒屋大チャン。
丁度席が空いて、テーブル席に座れた俺達は、彩音のいる座敷が見える位置にいる。
まぁ、戸が閉まってて中までは見えねぇーんだけど。
彩音が座敷に入ってからは更に盛り上げを見せているようだった。
「ま、噂は所詮噂だったって事ね。あの人が危険人物じゃなくて良かったわ」
そう言って戸の閉まった座敷を指差した。