【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦

「…彩音ー?」


少し浮かないような顔をした後、美菜は彩音を揺さぶって話かけた。



「………」


「もう!私達帰るからねー!」

反応がない彩音に美菜は耳元で少し大きな声で言った。


…俺も近いから耳、痛いんだけどなー…


「………ん…美…菜?」


いつまでも揺さぶる美菜の執念か、彩音が目を覚ましたようだ。


「あ、やっと起きたわね?私達帰るから……って、ん?どうしたの?」


「う゛…きもちわるい…」


「…はっ!まじで!?ちょっと降ろすから待っ…」

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