【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「……顔あけーぞ?」
「えっ!?」
私の視線に気づいた柾樹はそう言って、おでこに手を当てる。
別に風邪じゃないよ。
…思い出しただけ。
なんて。
そんな事考えてたのがバレたら、またからかわれるから言わないけど。
「ほら、教室行くよ?」
「3限終わってからでよくねぇ?」
…………。
確かに。
今行ったら確実に注目されるもんね?
私は柾樹の案に乗っかって教室に行くのをやめた。