【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「や、や…ヤバイんだけど!!美菜どうしようっ…!?」
いや、マジで笑えない。
だって冬休みってクリスマスもあるよ!?
明後日から期末って無理!!
だって13教科あるよ!?
無理だ無理!!
明らかに間に合わないっ!!
初めて過ごすクリスマスは旅行行きたいって……
「ヤバイっつってももーどうしようも…」
しかも!!
柾樹の誕生日の為にバイトしまくってシフト入れまくってたから、普通に明日も明後日もバイトだよ!?
更にはバイトがハードで授業中よく寝てたし、よく先生に怒られたような…
これ、ヤバくない?
内申点ガタガタじゃない!?
「…あ!柾樹君に勉強教われば?」
「……いや、教わるより詰め込むべき…」
もう教わるような期間じゃない!!
むしろ暗記!!
丸暗記!!!
「……ハードなバイトが裏目に出たわね」
もう呆れ通り越して哀れみの目を向けてくる美菜。
でも何も言えない。
バイトしまくってた自分を殴りたい。
テストまでの2日間、とりあえず眠りは手放すことにしよう…