【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「…は?」
「テスト勉強、してなくって…」
そう朝井さんに告げれば訝しげな視線を向けてくる。
うん。その表情。
柾樹と同じ。
少し呆れた、そんな顔。
「それヤバいよ。大丈夫なの?」
「…あーハイ。多分」
そうは言うけれど、本当に身体熱くなってきた…
なんか寒いし…
ブルッと身体を震わせてふらふらになりながらも、帰路に就こうとしたら、またフラついた。
そんな私が心配だったのか、朝井さんは家まで送ってくれた。
何やってんだろう…
ハズカシい。
「…すいません」
「いーって!それより今日は寝た方がいいよ?」
ハイって言って手渡してくれたのはコンビニで買った栄養ドリンクやゼリーにアイス。
いよいよ立ってるのもしんどくなってきた私は、朝井さんの言う通り今日は大人しく寝ようと思った。