【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「マジ柾樹じゃん!何でここに!?」
目の前に現れたのは金髪の男の人。
金髪…というよりは白?
「…響」
「夏ぶりじゃん!今、由宇と来てんだけど!」
え?響!?
この人が響なの!?
あの藍君の友達?の響?
やたらとテンション高い目の前の人、響。
…なんか悠士君みたい?
同じ金髪だし。
「え?この子彼女〜?」
思考を巡らせていた私に不意に掛けられる声。
「あぁ」
私が答えるより先に言った柾樹は、私の肩に腕を回してくる。
ちょっ…!!
恥ずかしいからっ!!
初対面の人の前で何しちゃってんの!?
「うっそ!マジで!?ちょ…由宇!!」
響がこの場からいなくなった隙に、じっと柾樹を見るけれど、柾樹は素知らぬ顔してる。