【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「…つかなんでお前らいるんだよ?」
「久々に来たら悪いのかよ!」
ハハッと笑った響は、バシッと柾樹の肩を叩いていた。
それに舌打ちした柾樹。
…なんか変な感じ。
柾樹の中学時代ってこんな感じだったのかな…?
柾樹と2人のやり取りを聞きながらそんな事を思う。
中学生の柾樹は知らないけど、こんな風に毎日が楽しかったならいいな。
家ではあまり上手くいってなかったって言ってたから、学校生活だけでも充実していたらいいな、と思った。
…いや、きっと充実していたんだ。
微笑み合う3人を見てそう確信した。