【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「…料理できなくても、好きだよ」
「何それ」
その言葉にぷっと吹き出した美菜。
だってそうじゃない?
悠士君は美菜をずっと好きだったんでしょう?
料理が出来ないのだって知ってたじゃん。
美菜は続かないなんて言ったけど、現に悠士君とは半年は付き合ってるんだから、自信持って欲しい。
「その人は何でそんな事言ったのかなぁ?」
「…さぁ?」
それ以上は言わなかった美菜だけど、多分なんかあったんだっていうのはその表情でわかった。
だから私は美菜に元気になって欲しくて
「きっと悠士君喜ぶよ!」
と言って美菜に肉じゃがの味付けを教えた。