【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦

「…料理できなくても、好きだよ」


「何それ」


その言葉にぷっと吹き出した美菜。


だってそうじゃない?
悠士君は美菜をずっと好きだったんでしょう?


料理が出来ないのだって知ってたじゃん。


美菜は続かないなんて言ったけど、現に悠士君とは半年は付き合ってるんだから、自信持って欲しい。



「その人は何でそんな事言ったのかなぁ?」


「…さぁ?」


それ以上は言わなかった美菜だけど、多分なんかあったんだっていうのはその表情でわかった。


だから私は美菜に元気になって欲しくて


「きっと悠士君喜ぶよ!」


と言って美菜に肉じゃがの味付けを教えた。


< 327 / 370 >

この作品をシェア

pagetop