【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦

「風呂はいるぞ」


涙をそっと拭って私の頭をポンと撫でた柾樹に手を引かれる。


……恥ずかしい。


あの日以来私は、柾樹とお風呂に入るようになった。


人は慣れる生き物だとか言うけれど、こればっかりは慣れない。


あんな明るい所で…
どう考えつも、1人用の浴槽に2人で入るなんて…



「何考えててんだよ?心配しなくても、今日は風呂では何もしねぇから」


!!!!


いっ…今、風呂ではって…


「…柾樹のエッチ」


「男はみんなエロいんだよ」


おずおずと視線を向ければ不敵な笑みを携えた柾樹。


そんな顔しないでぇっ!!!


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