【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦

髪を乾かした後、不意に視界に入った箱。


あ…


それは美菜達と愛未さん達のくれた、誕生日プレゼント。


「空けてみたら?」


ミネラルウォーターを飲みながら、柾樹が言う。


「うん」


何だろうなぁ〜


私はまず、愛未さん達のくれたピンクの箱を開けた。
私の好きなショップ“Abel”のやつ。


手のひらサイズの箱。


「わぁ…可愛い」


箱の中身はブレスレットだった。


ハートのチャームがついた、ピンクゴールドのブレスレット。


「へぇ…愛未のくせにいいセンスだな」


柾樹はそのブレスレットを手に取り、私の腕に着けてくれた。

愛未さん、修平さんありがとうっ!!!


私は腕に輝く、ブレスレットを眺めてご機嫌になった。


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