【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「…なんだアイツ…」
食えない奴。
俺は朝井の出て行ったドアを半ば放心気味に見ながら言った。
「……まぁよかったじゃん?邪魔者がいなくなってさ!
柾樹にはラッキーだろ?素直に喜べよな!」
悠士が俺の肩に手を回す。
その顔は何も考えていない、脳天気そのもの。
俺はたまにお前がうらやましくなるよ…悠士。
まぁ…確かに朝井は邪魔だったし嫌いだけど。
…一緒に手伝いすんのはやり辛いな。
それからさっさと着替えた俺と悠士は、部屋を後にした。