【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
ルンルン気分の仁士さんは次々に食材を買っては柾樹・悠士君・朝井さんに持たせた。
私は比較的軽めの荷物だったからまだよかったけど、3人は明らかに許容オーバー
「おっちゃーん…俺もう持てないよ…」
ほぼ前が見えないくらいに荷物を積み重ねた悠士君が、仁士さんにヘルプを発した。
「おぉ悪ぃ!次で最後だからもうちょっと頑張れ!!」
仁士さんはハハハと笑うだけで、スタスタと歩いて行く。
「悠士あの人後でヤっていいか…?」
柾樹も大量の荷物を持たされ、不満のようで低い声でそう呟いていた。
「…同感」
そんな柾樹の戯言に朝井さんまでもがのっかり3人は、フラフラになりながら歩いていた。