【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊦
「寝るぞ」
柾樹はベッドに私を引っ張る。
「うん…」
…ベッドに入って私は端っこぎりぎりにいた。
意識してしまう…
ギシッ…
柾樹が動くとベッドがしなり、それだけで心臓がバクバク。
「…なんか遠くね?」
そう言って柾樹は私を自分の方に引きよせる。
「そっ…そ、そ、そう?」
明らかに上ずった声を出す私を見抜いてか、柾樹がため息をつき
「…別に何もしねーから」
言った。