お隣さんは同級生【番外編】
真夏の太陽がギラギラ輝くこの季節。
雲一つない青空は私は好きじゃない。
ミンミン鳴く蝉なんて論外。
あいつら五月蝿いだけじゃなくて、暑さに拍車かけてくんのよ。
プール?
ありえないわね。あんなの出てらんないわ。
無理。却下だわ。
「だから、何なのよ?さっきからさぁ。焼けるの嫌なんだけど。さっさと話すこと話してよ」
ジリジリ焼かれる私の肌を見て“今日日焼け止め塗ってたっかしら?”考える。
どぎつい面を睨み据えれば
ふっ…
ウケるわ。なんて顔、してんのよ?
私に返す言葉がないのか「だから…」とか「とにかく…」とか同じような接続詞を言い続ける3年女。
あーアホらし。