お隣さんは同級生【番外編】
そうしてやって来た駅ビル。
休日そこは女子高生や大学生、恋人達で賑わう場所。
わかってたけど多い…
セールだからか、ショップから溢れかえる人。
なんでこんなにも多いのか。
「ほら、彩音行くわよ」
躊躇する私の手を引いてそのショップという名の戦場に私を連れ出した。
ひぃぇ〜!!!
女の子の熱気がすごすぎるっ!
手当たり次第に洋服を手に取る女の子達にぼーっと突っ立ていた私は“アンタ邪魔よ!”って目で見られていた…
「ちょっと!彩音?何ボーっとしてんのよ!?」
既に手には何着かの服を手にしていた彼女は“ちょっと試着してくるわ”と試着室に消えていった。
…ふぅ。