お隣さんは同級生【番外編】
「…菜!!」
誰かが私を叩いている。
…痛いなぁ、誰よ?
「美菜!みぃ~なぁ~!!!」
そこで私はハッっと意識を取り戻した。
……………。
え…?
えーと……
私は辺りを見渡した。
……どこ?ここ。
寝てて視界がぼやけてるのもあるけれど、うす暗くてよく見えない。
「美菜授業終わったよ?」
視界に映るのはでっかいスクリーンと私を起こしていた彩音。
授業中、視聴覚室で歴史のDVDを見ていたんだった…。
いつの間にか寝ていたみたい…
「めずらしいね。美菜が授業中に寝るなんて…大丈夫?」
私の顔を覗き込む彩音は心配そうに眉をハの字に下げてる。