お隣さんは同級生【番外編】


次の日の昼休み私はこのイライラを鎮めようと、日向ぼっこよろしく中庭にいた。


あー…暖かい。


設置されたベンチにころんと寝転がる。


だけど瞳を閉じても、開けていても思うのは修平の事で、このイライラがなくなる事はなかった。


「あ゛〜っ」


何で、修平は何も言わないの!?
意味わかんねぇよ!!


携帯を開いて修平と私の2ショットの待ち受け。
にっこり笑う自分、そして修平。


それを見て更にイラついた。


何待ち受けにしてんの!?私!!!
ありえねぇんだけどっ!!!


カチカチと携帯を操作して、待ち受けを他の物へと変える。


今人気アイドルNASの画像に変えてやった。


ふん!!
ざまぁみろ、修平!!!


そこでやっと、少し落ち着いた心。


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