お隣さんは同級生【番外編】
「………悠士」
「ごめんって!」
あれから3日後。
私は何故か高梨の家の前にいた。
ハメられた!
デートだっつってコンビニで待ち合わせをした私達なんだけど。
そこにはまぁ見覚えのある顔ぶれが揃っていた。
「あー三浦さん!」
「マジで悠士と付き合ってたんだー」
「えっ三浦さんって…あのぉ…?」
…悠士のお友達。
私が珍しいのかなんなのか、じろじろ見てんじゃないわよ。
ギッと睨んでも悠士はどこ吹く風。
「まぁそろったし、高梨の家行くか〜」
嫌がる私を無視して、話は勝手に進んでいく。
握られた悠士の手は強くて、ふりほどけなかった。