お隣さんは同級生【番外編】


ちなみに冬休みが終わって美菜にあげたお土産。


「まさかアンタからあんなもの貰うなんて思わなかったわよ」


呆れ顔の美菜と苦笑い気味の悠士君。
柾樹は肩を震わせていたけれど。


「えっ?あれ入浴剤でしょう?」


そう言った私の耳元で美菜は“ローションよアレ”呟いた。



ローション?
美菜が言うローションってのが一般的な化粧水じゃないって事は2人の反応でわかった。


その、男と女が使うヤツだ…と思う。


LoveMakingってそういう意味だったのっ!?



ハメられたっ!
あの時確か、柾樹は含み笑いだったはず!!


柾樹を見れば盛大に肩を震わせて笑っていた。
ムカつく!


絶対柾樹わざと私にアレ買わせたんだっ!


美菜と悠士君に言い訳したけど、2人は取り合ってくれなかった。


私達2人の腕には今も数珠が着いているのだけれど、そんな事がなければ最高の旅行だったのに…と思ったのは言うまでもない。


【lovey dovey】

*END*

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