ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
目が合ったかと思うと、真保は既に口を開いていた。


「何日も休んでるから心配したんだよ!電話は出ないし、メールも返してくれないし!」


その勢いに圧倒されて、言葉を飲み込んでしまう。


すると、真保がため息をついた。


「ご、ごめん……」


自然と謝罪を零したあたしに、彼女は眉を寄せる。


「全く、もう……。体調が悪いのかと思ってたのに、そうじゃないみたいだし……。でも、このまま欠席してたら、内申にも響くよ?」


「別にいいよ……」


どうせあたしには、内申なんて関係ないから……。


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