ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
あたし達は、恋人になった。


長い間見て来た雪ちゃんの事は、もうたくさん知っているつもりだったのに……。


付き合うようになってから、彼の事をもっとたくさん知っていった。


新しい発見に喜んで、時にはヤキモチを妬いて泣いたり、ワガママを言って困らせたりもした。


記念日の度に増えるお揃いの物に笑顔が零れて、与えてくれる優しさや愛情に幸せな気持ちでいっぱいになった。


楽しい事がいっぱいあった。


悲しい事もいっぱいあった。


だけど……。


どんな事があっても、雪ちゃんへの想いは大きくなっていった。


< 188 / 500 >

この作品をシェア

pagetop