ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
雪ちゃんの力強い腕が好き。


あたしの体をすっぽりと包んで、心の奥まで温めてくれるから。


雪ちゃんの匂いが好き。


あたしの鼻先を優しくくすぐって、すごく幸せな気持ちにしてくれるから。


「雪ちゃん、キスは?」


「ご褒美、これだけじゃ足りない?」


「全然足りないよ……。雪ちゃん、超スパルタなんだもん……。教え方はすごく上手だと思うけど」


「これでも、一応教師を目指してるからね。まぁ小学校の先生だけど」


雪ちゃんはそう言って目を細めて微笑むと、あたしの唇にチュッとキスをしてくれた。


< 26 / 500 >

この作品をシェア

pagetop