ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
「俺が渚を見る目と、章太郎が真保ちゃんを見る目はたぶん同じなんだろうな〜って思うと、お前を応援したくなったよ」


雪ちゃんは、優しい笑みを浮かべていた。


「親友として、ね」


ゆっくりと付け足された言葉に、あたしも瞳を緩めてしまう。


「章太郎と真保ちゃん、意外とお似合いだと思うよ。章太郎の緩んだ顔は気持ち悪いけど、お前達が手を繋いでる姿とかは見たいと思うしね。真保ちゃんに振られた時は渚と二人で慰めてあげるから、安心しなよ」


柔らかい笑みを浮かべていた雪ちゃんは、最後に爽やかな笑顔を見せた。


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