ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
お兄ちゃんに連れられて病室に行くと、最初に視界に入って来たのはおじさんとおばさんだった。
個室のベッド脇に立っていた二人は、あたし達を見てどこかホッとしたように笑った。
その瞬間、まだ雪ちゃんの状況がわからなかったにも拘わらず、心の中には何故か安堵感が広がった。
「な、ぎさ……?」
彼の声が聞こえたのは、その直後の事。
その腕には点滴が繋がっていて、口調は弱々しかったけど──。
「学校、早退したの……?」
いつもと変わらない声に、全身の力が抜けてしまいそうな程ホッとした。
個室のベッド脇に立っていた二人は、あたし達を見てどこかホッとしたように笑った。
その瞬間、まだ雪ちゃんの状況がわからなかったにも拘わらず、心の中には何故か安堵感が広がった。
「な、ぎさ……?」
彼の声が聞こえたのは、その直後の事。
その腕には点滴が繋がっていて、口調は弱々しかったけど──。
「学校、早退したの……?」
いつもと変わらない声に、全身の力が抜けてしまいそうな程ホッとした。