ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
ふと、雪ちゃんの肩が小さく上下している事と、彼の呼吸が荒くなり始めている事に気付く。
「雪ちゃん、苦しいんでしょ?ちょっと休もうよ」
眉を寄せて制するあたしに、彼が誤魔化すような笑みを向けた。
「今日、渚が見た海よりも、明日の海はもっと綺麗かもしれない……。時には曇った日のどんよりとした海も、雨が止んだ後の少しだけ濁った海を見る事もあると思うけどね……」
雪ちゃんは苦しげに息を吐きながらも、話をやめる素振りは無くて……。
そんな彼が何を言おうとしているのか、あたしは何となく察してしまったんだ。
「雪ちゃん、苦しいんでしょ?ちょっと休もうよ」
眉を寄せて制するあたしに、彼が誤魔化すような笑みを向けた。
「今日、渚が見た海よりも、明日の海はもっと綺麗かもしれない……。時には曇った日のどんよりとした海も、雨が止んだ後の少しだけ濁った海を見る事もあると思うけどね……」
雪ちゃんは苦しげに息を吐きながらも、話をやめる素振りは無くて……。
そんな彼が何を言おうとしているのか、あたしは何となく察してしまったんだ。