ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
夜中まで雪ちゃんに付き添っていたおじさん達に促されて、あたしは深夜にお兄ちゃんに連れられて帰宅したけど……。


居ても立ってもいられなくて、まだ朝の六時だっていうのに病院に行く事に決めた。


心配したお父さんが、お兄ちゃんに仕事を休んであたしに付き添うように言ってくれて……。


お母さんも、お父さんを仕事に送り出してから病院に行くって言っていた。


まだ数時間しか離れていないのに、雪ちゃんがこのまま目を覚まさないかもしれないと思うと、とにかく恐くて堪らない。


瞳に映る全ての景色が、曇り空のように淀んで見えた。


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