ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
冬休みに入ってからも、毎日あの海岸に足を運んだ。
時には、あたしに現実を突き付けようとするお母さんの制止を振り払って、形振り構わずに家を飛び出した事もあった。
放っておくといつまで経っても海岸から動かないあたしを、お兄ちゃんや両親はいつもつらそうにしながら連れ戻しに来た。
だけど……。
海岸で待っていればいつかは雪ちゃんに会える気がして、あたしは同じ動きしか出来ないロボットのようにそこに通い続けた。
穏やかに晴れた日も、厳しい寒さの日も、冷たい雨が降る日も、ただただ彼の事だけを待ち続けていたんだ。
時には、あたしに現実を突き付けようとするお母さんの制止を振り払って、形振り構わずに家を飛び出した事もあった。
放っておくといつまで経っても海岸から動かないあたしを、お兄ちゃんや両親はいつもつらそうにしながら連れ戻しに来た。
だけど……。
海岸で待っていればいつかは雪ちゃんに会える気がして、あたしは同じ動きしか出来ないロボットのようにそこに通い続けた。
穏やかに晴れた日も、厳しい寒さの日も、冷たい雨が降る日も、ただただ彼の事だけを待ち続けていたんだ。