ずっと消えない約束を、キミと〜雪の降る海で〜
もちろん、目に見えるものだけじゃない。


喜びも、切なさも、ドキドキも、恋する気持ちも、雪ちゃんに教えて貰った。


愛も、愛おしさも、幸せも、彼がたくさん与えてくれる。


だから、あたしも精一杯の想いを雪ちゃんに伝えたい。


「あたしね、雪ちゃんの事が世界で一番大好きだよ!」


「俺はもっと好きだけどね」


「あたしの方が絶対に好きだもん!」


「じゃあ、お互い同じくらい好きって事かな」


「仕方ないから、そういう事にしておくね」


満面の笑みのあたしを、幸せそうに微笑む雪ちゃんがギュッと抱き締めてくれた──。


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