はちみつトースト

そこは、ピンクの扉に
ピンクの看板……


ここって…ラブホテル?

「……。」

「君が泣いてるから、慰めてあげよーと思って。」


…それで、なぜ
ラブホテルなのですか??

「私、もう大丈夫なんで
腕 離してください。」

「離さないよ?
もう、ここまで来たんだし。」


「ラブホテルなんて
入りませんから!!!!!」

「そんな大声出さなくても
ちゃんと聞こえてるよ…(笑)」


ハッ!!

私が大声を出したせいで
チラチラ見ている通行人と
目の前でクスクス笑ってる男


もう、最悪だ~……


「外寒いし、とりあえず
中に入らない?」
チャラ男が私に言ってきた

あり得ない!

「イヤです!!!」



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