ピュアラブ
それにしてもこない……。

何やってんだ……。
あのバカ……。

半分キレぎみで待ってると部屋にノックの音が響いた。

「失礼します。」

そう言って入ってきた彼奴。

遅れた理由はなんとなく分かっているが、あえて聞いてみる。

「なんで遅れたの?」

「遅れてすみません。寝坊しました。」

やはり、わたしの予想通りの答えが返ってってきた
やっぱり…。
やっぱりね……。
だと思ってましたよ。
「はぁ…これが何回めよ……。」
呆れぎみに奴に訪ねると奴の口からは呆気ない泡のような言葉が返ってきた。
< 4 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop