カラス君と黒猫さん2
「明日休み?まだ土曜じゃないけど・・」
「ほら、明日は研修授業じゃん。一年生だけ登校だよ」
「あ」
納得。
そうだ。明日は色んな所から研修にくる日なんだ。
「私達休み?」
「え、うん。先生言ってなかった?」
「聞いてなかった」
「・・・・・・・そう」
カラス君は苦笑しながら、立ち上がった。
「カラス君、糖分が欲しい。」
「糖分?」
「頭使うと、欲しくなんない?」
「あぁ、甘いのね」
カラス君はそのままキッチンにふらりと行って、数分後に戻ってきた。
手に大量の袋を持って。
「・・・なにこれ、どうしたの」
カラス君は机に袋を置く。
中には、どっさりとパックにされた飴玉が入っていた。
「飴。」
「分かるよ!!」
カラス君は袋の中を漁り始めた。