カラス君と黒猫さん2
□一歩
「っ、・・・・・・・・・・」
ベッドが軋んだ。
緊張で体が硬直してる。
「・・・・・・・本当に大丈夫?」
静かに頷いた。
カラス君が頭を撫でてくれる。
「・・・本当に、嫌だったら言ってね?」
カラス君がキスをする。
いつもの何倍も優しく撫でてくれる。
大丈夫。
ベッドの下に落ちた制服が、現実味を突きつける。
「・・・・・・・・・・・っ」
カラス君の唇が首筋に這う。
くすぐったくて体を捻ったら、カラス君に捕まった。
どき、どき、と心臓がうるさい。
カラス君の手に、頬擦りした。