愛毒病

トイレに駆け込む余裕もなく
人の少ない所に走った


女の上司が気付き
優しく慰めてくれた

「あんな電話
全く気にしなくていい
なんにも悪くない
辞めるなんて言わないでね」


私は
我慢していた物が切れた様に
泣いた


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