愛毒病
そんな幸せな毎日の中で
もちろん嫉妬もした
でも彼の嫉妬は異常だった

男の歌を聞くな
男友達はいらない
男の連絡先は全部消せ
男と話すな


徹底的に私から
彼以外の男を消していった


でも
これは愛情なんだと思った
だから何も言わずに従った




そうやって
毎日が過ぎていった
私は間違いなく幸せだった
好きでたまらなかった






気づけば私は
高校を卒業しようとしていた

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