愛毒病

友達としてご飯なんだと
何度も繰り返していた



対面式の机と
ソファーの長椅子で
四人座れるような席
席に着いた瞬間
ユウが私を挟むように
足を私の方の椅子に上げた


いや
おかしい
これじゃ
付き合ってた時と全く同じだ

『やめて』

「なんで?」

やっぱり何かおかしい

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