恋人は王子様!?
図書室で
勉強を見てもらい
「遅くなっちゃった」
「送るよ」
「ありがとう」
二人で図書室を出て、廊下を歩いていると
出た!
向こうから…蓮見先生が!
無視、無視よ、菫!
「あ、先生」
青木君、声掛けなくていいのに。
「…委員会か?」
「はい。委員会終りに図書室で勉強してました」
云わなくていいのに…
「じゃあ先生、さよなら」
私も一応会釈だけはした。
「あぁ、気をつけて帰れ」
「さよなら」
通り過ぎたが、めっちゃ視線を感じる。
何なのよ?
青木君に途中まで送ってもらい家へ―