恋人は王子様!?
RURURU
うん?
「裕ちゃん」
「菫、飯済んだか?」
「うん」
「じゃあ、今大丈夫か?」
「うん」
ベッドに座り
「菫、卒業おめでとう」
「あ、ありがとうございます」
何だか照れちゃう。
「でも、さっきも云ったように大学がねぇ」
それだけが不安。
「大丈夫だって!俺が教えたんだから」
「裕ちゃん、自信過剰」
「違うって…俺はお前を信じてんの」
「……」
裕ちゃん…
「菫?」
「あ、ありがとうね。裕ちゃんがそういう風に云ってくれるのがめっちゃ嬉しいよ」
「ん。あっ、菫」
「はい?」
「発表が済んだら…付き合ってくれるか?」
「えっ?」
付き合ってくれるか?って
…私達、付き合ってなかったの?